- 研究/
Haptic Shape Illusion
目次
詳しくは、 第一著者のwebページをご覧ください。
About #
人間は把持している物体を目にしていなくても、それを振り回すだけでその形状を触覚的に知覚することができます。 一方、バーチャルリアリティ(VR)用途の一般的なハンドヘルドvRコントローラーは、あらかじめ汎用的な目的で設計されているため、特定のバーチャル物体を振り回す際に適切な形状知覚を提供することができません。 これによって生じる触覚と視覚の形状知覚の矛盾は、没入感の欠如を引き起こす恐れがあります。 この問題を解決するために、本研究ではVRにおいて視覚的形状と同等の触覚を錯覚的に表現する、ハンドヘルドVRコントローラの新しい設計方法を提案します。
Computational Perception Model #
生態心理学の分野では、手で振っている物体の質量特性によって、知覚される形状をモデル化できることが示唆されています。 この知見に基づき、我々はデータ駆動型のアプローチで形状知覚モデルを構築しました。 質量特性の異なる様々なハンドヘルドVRコントローラに対する形状知覚データを収集し、回帰モデルを導出しました。
Design #
そして、触覚的な形状知覚を維持しつつ、実際の形状が目標形状よりも小さいハンドヘルドVRコントローラを自動で設計するシステムを構築しました。 実験を通して、本システムにより設計されたコントローラは、実際の形状によらず、狙った形状を知覚できることを示しています。
Publications #
- Eisuke Fujinawa, Shigeo Yoshida, Yuki Koyama, Takuji Narumi, Tomohiro Tanikawa, and Michitaka Hirose. 2017. Computational design of hand-held VR controllers using haptic shape illusion. In Proceedings of the 23rd ACM Symposium on Virtual Reality Software and Technology (VRST ’17). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, Article 28, 1–10. https://doi.org/10.1145/3139131.3139160
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