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  1. 研究/

Routine++

Pre-performance Routine Self-efficacy Performance Enhancement AH 2017
目次
擬似成功体験を用いたルーティーンの短期構築手法の検討
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「Routine++」は擬似的な成功体験を与えることでプレパフォーマンス・ルーティン(PPR)を短時間で習得させる手法です。

競技スポーツなどにおいてユーザー自身の精神状態をコントロールし、パフォーマンスを向上させるための手法であるPPRを習得するためには、時間や専門的な知識が必要です。 提案手法では、ユーザの行動と擬似的な成功体験を関連付けることで、比較的短時間でPPRを習得させます。

本研究では、Routine++の有効性を評価するタスクとして、パターゴルフに注目して実験を行いました。 そして、パターが成功していないのに成功しているかのように違和感なくユーザにフィードバックするゴルフシミュレータを開発しました。 ユーザ実験の結果、Routine++はある程度のプレッシャーの中でプレーする初心者ゴルファーのパフォーマンス向上に役立つことが示されました。 本研究により、コンピュータ技術を用いた練習が、体の動きなどの技術的なスキルだけでなく、精神的なスキルの向上にも有効である可能性を示しました。

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  • Shoichi Tagami, Shigeo Yoshida, Nami Ogawa, Takuji Narumi, Tomohiro Tanikawa, and Michitaka Hirose. 2017. Routine++: implementing pre-performance routine in a short time with an artificial success simulator. In Proceedings of the 8th Augmented Human International Conference (AH ’17). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, Article 18, 1–9. https://doi.org/10.1145/3041164.3041187

  • 田上翔一、吉田成朗、鳴海拓志、谷川智洋、廣瀬通孝:擬似成功体験を用いたスポーツパフォーマンス向上手法の提案、第22回日本バーチャルリアリティ学会大会 (VRSJ2017)、2017年9月

  • 田上翔一、吉田成朗、小川奈美、鳴海拓志、谷川智洋、廣瀬通孝:VRにより生起される擬似成功体験を用いたルーティーンの短期構築手法の検討、マルチメディア・仮想環境基礎研究会、2016年7月 https://www.ieice.org/publications/ken/summary.php?contribution_id=81994

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